こどもたちの為に

造りたい!

——フォークの先に溝を作ったら!

あたまにうかんでからは、食事をするこどもをずっと見ていました。

フォークを握って食べ物を口に持っていく動きを、何時間も何カ月も観察しました。

麺はフォークからツルッとはずれ落ちます。先端に凹凸があるフォークもありましたが、麺を固定することはできません。
こどもが、自分の手首を自由自在に動かすことは、大人が考えているよりもずっと難しいのです。

麺がひっかかる溝を作る。その結論を出してからは、ひたすら実験に没頭しました。
溝の深さ、個数、形、微妙な角度。試行錯誤し、100を超える試作品を作りました。

壊れにくく長く使うことができるステンレス素材の先端に
一定の大きさの溝をもつこどものためのフォークは、ようやく完成と思われました。

こどもたちの為に

こどもは食べ物と一緒にフォークまでモグモグし、舌で舐めます。
ステンレスの細かい溝の奥の奥まで丸く研磨する必要があるのです。

怪我をする危険性は絶対にあってはならない。
細かい溝の奥まで研磨するには特別な技術が必要です。

技術を持つ会社を探し歩きました。日本だけではなく海外も求めました。
長い時間がかかりましたが、繊細に研磨できる工場に日本で出会い、この特別なフォークは完成したのです。

わたしたちは、、、

私たちは、「代わりに何かをやってあげる」ものを創りたいのではありません。
こどもが成長していく過程で「当たり前」と放置されてしまう不便さを解消できる何かを創りたいのです。

こどもたちが好きなものを楽しく食べている姿を見ることは
私にとって一番のやりがいです。

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